【朗読ラジオ】虔十公園林 賢治さん生まれてくれてありがとうライブ!8月27日寝落ち朗読ラジオライブ
本日8月27日は、宮沢賢治さんのお誕生日とのこと。
しろうさぎさんからの言伝です(^_-)
そこで、賢治作品といえば!
と、今の自分に問うてみたところ
「虔十公園林」一択でした。
うーん、でももう何度も読んでるし、他の何かないかなぁと
一瞬、頭によぎったのですが、
「これ一択!」という自分の気持ちは大切にしたいところですね。
そこで久々に、stand fm 寝落ち朗読ラジオライブ
を配信することにいたしました。
(聴き手のみなさまありがとうございましたm(__)m)
どうして、この一択だったかといいますと、
当然、大好きな作品だからでして・・・。
初めてこの作品を読んだときは
虔十に共感したり
愛おしさを感じたり、
平治にも共感できる部分もあったり、
ああ、あの子供たちはここで育って、立派になったんだ・・・
と、あらゆる登場人物に共感してジーンとしたことと、
虔十のように【素直に、心から好きと思うことをやり続けること】って
大切なことだ・・(私も頑張ろう!)という感想を持ちました。
ところが、次に読んだとき、またその次に読んだときは、
ここを声にだすと、涙がじわっとくる。
そんな箇所が数か所見つかります。
例えば、
「伐らなぃ」と虔十が怖そう云ったところ。
それは、虔十の一生の間のたった一つの人に対する逆らいのことばだったと綴られています。
「本当に、人が、心から嫌だと思うとき」が、こんな風に表現されていることによって、
とてもリアルに感じられました。
おそらく、みんな子どもの頃、あるいは大人になってからも、
このような感情になったことあるよねー、って思うくらい身近に感じ、
自分のことのように思いました。
この強い思いが、のちに、みんなのほんとうのさいわいになる。
「好きなことをやり続ける」それも大切ですが
「自分がほんとうに嫌だと思うことを云いとおし、貫く」ことも大切なのでは・・・
と思いました。
もしかしたら、そのほうが大事だったりして・・・。
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