栞 (しおり)

素敵な声のバスの運転手さん

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今日は格別に寒かったですね~!

暦の上では立春ですが、大寒波が到来。冷たい空気が肌に刺さるよう。

 

今日は、レッスンの報告ではなくて、ちょっとつぶやき。

 

シニア大学さんのレッスンの後、ひとまち交流会館からテルサに移動するのに市バスを使いました。

 

あまり混んでなくて、座れてラッキー。そしてあったかい。ほっこりしながらバスに揺られてました。

最近バスを利用することが多いなか、今日はなんだか、いい違和感があります。

 

何だろうなと思ってぼんやりしてましたがすぐ気づきました。

バスの運転手さんが女性の方で、アナウンスの声がとてもやさしく丁寧だったのです。

 

「うごきます」

「左に曲がります」

「次は○○です」

「右に曲がります」

「降りる方はいらっしゃいませんか?お知らせがないので通過させていただきます」

 

全てのことばが、やわらかく、聴き心地よく、そして心がこもっていました。

「えー」とか息遣いなどがマイクに入ることがなく、クリアなお声。

余計な言葉がなくシンプルなのに、冷たさは一切感じない。

 

なんて心地いいんだろう・・・他の乗客の方もそう思われてるだろうな、と、またぼんやりバスに揺られていました。

 

運転手さんは、乗客お一人お一人に「ありがとうございました」外国の方には「サンキュー」と、やさしいお声で丁寧にあいさつをされています。

 

京都駅前で、たくさんの人が降りられるときもそのようにされていました。

 

みなさんが降りられたあと、一人の男性客が、足が不自由なのか、ゆっくりゆっくりと降り口に進まれていました。

 

「ああ・・あ・・すんませんねぇ、えへへへ」

「いいえ、うふふふ、お気をつけて」

 

こういうシーンに笑い声が混ざることも、珍しいなと思いながら眺めていました。

 

すると、その男性客がステップを降りようとされたとき突然、くるっと振り向き運転手さんの方を向かれました。

 

身体ごと全部。

 

そして

 

「もう50年以上バスに乗ってるけど、あなたような挨拶をされる方はそうそうやはらへん、京都のバスは昔はしっかり挨拶してはったけど、最近はなぁ、もうほんまに、、。」という意味合いのことをおっしゃいました。

 

続いて

 

「いやぁ、ほんまにありがとう」と。

 

そのことばに対して運転手さんは、変わらず透き通った優しいお声で

 

「こちらこそ」と上品におっしゃいました。

 

このとき私以外全員が降車されて、乗っているのは私だけ。

 

貸し切りで映画を観たようなそんなお得感。それとともに、もっとたくさんの人と一緒に観たかった残念感が相まって、なんだか話さずにはいられない気持ちになりました。

 

京都駅前を発車して、九条車庫前まで3駅のあいだ、

この素敵な運転手さんを、私だけが独り占めできることに優越感を感じながら、美しい声にうっとり・・・(´▽`*)

 

運転までやさしく感じたのは気のせいでしょうか?

 

私たちの安心安全を守る役割の方にとっても、「声」「立ち居振る舞い」「心のこもった挨拶」は大切なんですね。

 

・・・・・・

 

ハッ(゜o゜)

 

・・・・・・

 

「自分はどうですか?」

 

うっとりしてばかりいられません。

 

自分自身の「声」「立ち居振る舞い」「心のこもった挨拶」を見直しましょう(*・ω・)

 

そうそうこういうとき忘れてならない「笑顔」も大切ですよね。

 

この運転手さんは・・・?(´・ω・)

 

残念ながら、運転手さんのお顔は見えませんでしたが

 

このお声と話し方から想像できるのは、「やさしい微笑み」以外ありません。

 

声だけで笑顔が想像できるって、素晴らしいですね。

 

安心感ハンパない!

 

見習いたいですね^^

 

 

いつもお読みくださりありがとうございます\(^o^)/

みなさんがいつも安心して朗読してもらえますように^^

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