知覧の遺書朗読会に向けて 勉強会&練習会
2025年5月24日(土)10時15分〜文星堂で行う朗読会
おかげさまで読み手さんは定員となりました。
読み手として手をあげてくださったみなさまありがとうございます。
あとは当日を迎えるのみとなりました。
が、
この文章を声に出して読む・・ということにあたり、不安な気持ちや迷いもあるのではないかと思います。
そこで、本番当日までに、ご一緒に勉強したり、朗読の練習をする場を設けたいと思います。
朗読・・・人前で文章を読むということは緊張もします。それに加えて「これでいいのだろうか・・」「私の解釈は合っているんだろうか」「読み間違えたらどうしよう」など、不安もつきものです。
童話や絵本、小説など、どんな作品であっても多少なりともあると思います。ただでさえそうであるのに、
それが、特別攻撃隊の方が残された人生最後のことばを朗読するということになったらなおさらです。
以前、教室内でこの遺書に触れたとき、みなさんのそのようなお気持ちが伺えるシーンがありました。
朗読会はひとりだけでするものではなく、読み手と聴き手が気持ちを共有できたり、考えさせられたりする場でもあります。
練習もひとりだけではなく、一緒に読み深めていってもいいのでは・・・
そう思って、急遽、練習会&勉強会を予定いたしました。
お一人でも実施いたします。
費用は、場所代と経費として1,000円頂戴いたしますことをご了承ください。
使用する本は、以下の2冊です。
①新編 知覧特別攻撃隊(高岡修 編)
②魂魄の記録 旧陸軍特別攻撃隊(知覧特攻平和会館)
日程は
3/25(火)10時半〜テルサ
4/3(木)15時半〜テルサ
4/15(火)10時半〜テルサ
5/1(木)13時半〜テルサ
5/11(日)10時半〜文星堂
(各回、約1時間程度)
この知覧の遺書の朗読会は、読み手さんの人数に限りがありましたので、参加したかったけど断念したという方もいらっしゃったかもしれません。
この練習会には、そのような方もご一緒していただきたいと思っています。
気になる方は、ご連絡くださいね。
さて、改めて・・・
この朗読会は、朗読者にとって意義のあることだと思います。
新編 知覧特別特攻隊 の本の中で、高岡修さんの解説にこのようなことが書いてありました。
枝幹ニ大尉の遺書についての解説の一説です。
詩とは元来、書かれているものより書かれていないところに本当の意味が満ちているものです。
詩は行間で読むものだという意味がそこにあります。
そういった意味においても、この詩に直接書かれざる多くのことが満ちみちているのです。
私共、朗読者は、詩の朗読などをするとき、どうでしょうか?
まさにそう、書かれていないことを汲み取って読んでいる・・?でしょうか?
この文章を読んだ時、”まさにそうだ”と思ったと同時に「自分の思っている”まさにそうだ”はものすごく軽い」という恥ずかしい気持ちにもなりました。
この遺書の朗読に向き合えば向き合うほど、このような気持ちになります。
いくら想像しても、その背景は想像を超えていて、その文章や行間に込められたお気持ちや意図は図りしれません。
それでも、朗読をライフワークにしている私共が、この文章を声に出して読むことは、意義があると思っています。
(わたくしが言うとおおげさに聞こえて、失礼がないか心配になりますが)
教室運営の一環としてこの文章を取り入れて活動することに対して、もしかしたらいろんなご意見があるかもしれませんが、
「心が振り向く朗読」で、一人でも多くの方にこの文章を届けられる場を作りたい、という気持ちです。
そのために「心が振り向く朗読」を目指すこと、お仲間さんと一緒に練習することに意義を見出さずにはいられません。
追伸
実は、わたくし、まだ②魂魄の記録 旧陸軍特別攻撃隊(知覧特攻平和会館)の本は持っておりません。
来週、鹿児島へ出向いて、知覧特攻平和会館で購入して参ります。
ちなみに、お電話で問い合わせたところ、一冊2,000円で、重量は1kg A4サイズの本とのことで、数冊持って帰るのは厳しそうで、皆さんの分も一緒に・・・という訳にはいかず、すみません。
(もちろん配送もしてもらえるとのことです)
今日もお読みくださりありがとうございます!
心が振り向く朗読ができますように^^
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