栞 (しおり)

朗読の「解釈」は「決める」ことで深まる〜芥川龍之介 「手巾」を読むと決めて気づいたこと

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朗読の解釈は、決めてから深まる

 

今日は、ミュージックサロンYOSHIKAWAさんの、店主、学さんと「手巾」(芥川龍之介作 ハンケチ)の練習の日でした。

 


そこで
改めて感じたことがあります。

 

朗読するための解釈って作品をじっくり黙読して固まるのではなく、「この作品を人前で読む」と決めたときから深まり始めるんだな・・・

 

ということです。

 

「読む」と「発表する」は違う。

 

本を読むことと、人前で朗読することは、「読む」意味が違います。

 

人前で発表するということを「決める」と、

 

「この作品の面白さはなんだろう」

 


「聞いてくださる方に、読み手として何を届けたいのだろう」

 

そんなことを自然と考え始めます。

 

 

決めることで見えてくるもの

 

私自身も昨年から、いち読み手として覚悟して(ちょっと遅いスタートかもしれませんが)文学にじっくり耳を傾けていただく会を開催することにしました。

 

そして今回「朗読文学館」でこの作品を読むと決めました。

 

そうすると、まあ大変。

どうすればこの作品の魅力が伝わるのかどこを大切に読めばいいのか・・・

 

夜な夜な考えるようになります。

 

そして考えても全然答えは出ないものです。

 

 

 

黙読で本を読んで楽しむなら、

「難しくてよくわからないけどなんだか面白い」で、十分なのですが、

人前で、しかも朗読会を開催して朗読するとなると、そうはいきません(汗)

 

 

 

 

 

解釈は練習のたびに生まれる

 

それが、練習を重ねるうちに、
また新しい気づきが生まれます。

 

声に出して読むと、

「あれ?ここは思っていた感じと違うかもしれない」

という穏やかなズレに気づくこともあれば

 


「この言葉は、あれ?安堵ではない、落胆?」

という、真逆のズレに驚くことも。

 


そうやって、読むたびに
解釈が少しずつ変わっていきます。

 


机の上や寝床で考えているだけでは
なかなか見えてこないことが、

 

「この作品を届ける」と決めて、


声に出して読み続けることで、作品の奥行きが見えてくるのだと思います。

 

朗読は、本当に奥が深いです。

 

朗読するたびに、作品と出会いなおし、新しい考えや解釈に出会います。

 

そして、そうやって試行錯誤、七転八倒、時には「見ないフリ 笑」している自分との出会いも面白いものです。

 

今回「朗読文学館vol.1」で読む芥川龍之介の「手巾」

 

実は・・・今日はじめて、

 

「そうか!そういうことかも」とわかったことがありました。

 

ギターの学さんも「あ〜そうなら、ここはこのメロディーがいいな」と。

 

前回の練習ではなかった解釈です。

 

そ前回以前の練習では、実は、学さんも私も

 

「 (・・・・・・・これは一体どういうことだ・・・)」

 

という雰囲気の中、練習していました(笑)

 

 

本番まで、まだ少し時間があります。


声に出して読んで、この作品ともう少し向き合ってみようと思います。

 

朗読のためのおはなしの解釈は、本番直前まで迷うもの。

 

解釈に沿ってどういう風に読もうか・・・と考えることももちろん大切ですが、

その場のその時の自分しか感じられないことを素直に声に出すのも大切です。

 

え?じゃあどうすればいいのか?

 

それはやっぱり、自分にしかわかりません。

 

え?自分でもわからない?

 

じゃあ、声に出してみましょう!

きっと何かが見えてきます^^

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