栞 (しおり)

読み聞かせについて

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みなさんいつもありがとうございます。

朗読教室 おはなしの栞(しおり)のつじあけみです。

今日は、私の視点での「読み聞かせの大切さ」とおはなしいたします。

 

 

 

 

 

読み聞かせで育まれる「心」を感じる力

 

 

 

絵本や物語の読み聞かせが、子どもの心を育むということは

皆さんご存じの通りです。例えば、

 

  • 語彙力がアップ
  • イメージ力がアップ
  • 文脈を読み取る力もついて国語力がアップ
  • 読み手(パパ・ママ・祖父母)と聴き手(子ども)の心の絆を深める

 

こういうことはよく言われていますね^^

幼いときから言葉・文章・物語・絵本に触れることで育まれる国語力。

保護者のみなさまにとってはやっぱり朗報。

なんとかして読み聞かせしたい!でも、忙しくてなかなかできない・・・

 

そうだ、YouTubeにも読み聞かせ動画がある!

そうだ、図書館で読み聞かせの会があるから、そこに子どもを行かせよう!

 

そうですね、それも名案!大いに活用したいですね。

 

ですが、やっぱり

人から読んでもらうことで、育まれる力があると思うのです。

 

それは、人の心を汲み取る力だと私は思っています。

言葉として声にだされていない、人の心を感じる力・・・。

 

 

読み手を介するからこそ感じることがある

 

 

人の声で、その人の表情をみながら聴く

「読み聞かせ」というスタイルはさまざまありますね。

 

子どもをお膝にのせて、とか、寝かしつけ、とか

または、園児や生徒さん複数へ向けて行うスタイルとか。

 

どのスタイルであっても、

聴き手は自然に、おはなし・絵・文脈の意味と同時に、

読み手の心も聴いています。

もちろん意識的ではなく、無意識的だと思うので、

あとから感想を聞いたときにまさか、

 

「あのおばちゃんは、きっと、このおはなしをとても悲しいことだと思ってるね。

おばちゃんは同じような悲しい思いをしたことがあるのかなって思ったよ」

 

なんていう感想を、子どもが言ってくれることはそうそうないと思いますし

むしろ感想なら、おはなしの内容の方に意識が働くのでしょうが

 

もしかしたら、こんな風にも感じているかもしれません。

 

なぜこう思うかというと、私自身が朗読を聴いて感じることがあるからです。

 

同じおはなしでも、読み手さんが変わると違うおはなしに聞こえてくる。

同じ文章なのに・・・。

 

不思議ですよね。

 

それは、読み手さんのこころを介して私たちに伝わってくるからだと思います。

 

私の場合は、お話の内容はそっちのけになって、

読み手さんの心を感じて感動することもあります。

(あ、朗読教室のレッスンは、お話の内容をしっかり伝えるということが前提にあるのですが、

結果そうなってしまうことが多々あります)

 

結果、心にとってもいい影響があると思っています。

癒されたり、愛を感じたり、心動いて涙がでたり。

 

私はもう大人ですが、まだまだ心が育まれていると思っています(笑)

 

 

身近な人に読んでもらうことで情緒が育つ

 

人から読んでもらうと、絵本の内容だけでなく、読み手の心まで感じることができる。

それが、身近な人だったら、よりその感じ方は大きくなるのではないかと思います。

 

これも、私自身の朗読体験から思うことです。

 

いろんな方の朗読をこれまで聴かせていただきました。

 

そこで感じることは、「良く知っている方の朗読は、心の動き方に特徴がある」

ということです。

 

どういうことかというと、良く知る人の朗読を聴いているとき、

親しみ、好きだなぁなどの親近感のほかに、

過去、未来、のような「今」以外のこと、いわゆる背景を受け取れる、そんな感じです。

(これは、私の場合は立場上、特別にそう思うのかもしれませんが)

 

そもそも、大好きな人が朗読されているのだから、耳が勝手に読み手さんの声に向きます。

よーくよーく聴きます。そうすると受け取る情報も多くなります。心に残ります。

 

そしてやっぱり、そのときのその人の心も感じやすくなります。

 

「優しいなぁ」「あったかいな」とか、

 

ときには

「今日、ちょっと元気ないな」「なんかいいことあったのかな」

 

なんてことも感じ取るかもしれません。

 

それはもしかしたらノイズ(不要な情報という意味で使っています)になるのかもしれません。

でも、人間ですもの、そもそもノイズだらけですし

おはなしに集中できないということもあって当然です。

 

それでも

「なんかよかった」「優しい気持ちになった」「嬉しかった」「楽しかった」

ことで、感動し、心に残り、「心が育まれる」という表現につながるのではと思います。

 

私の感覚の話が長くなってしまいました。ここで、

 

結論

 

 

以上のことを、子どもへの読み聞かせに置き換えると、

 

読んでくれる人が、「お父さん・お母さん・おじいちゃん・おばあちゃん・兄弟・親戚・・」など

身近な人であればあるほど、子どもの「心」が、「情緒」が、「感じる力」が、育まれるのではないかと思うのです。

 

参考になれば、幸いです^^

 

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